こがねい詠春拳術会

ある程度の運動量も必要 ~ 脚に神経を通すことの難しさ

ベテラン勢・・・といっても、最近入った初心者から見てのベテラン勢へのアドバイスですが、 涼しくなるこれからの時期は、脚の稽古をしっかりとやりましょう。

とにかく手や腕は上半身についており、頭と近いことからも、器用に動かせるものですが、 脚は身体全体を支え、体重を常に支えているものですので、思ったほど器用には動きません。

詠春拳において、とても大切なことは角度を取ることとポジション取りなのですが、 脚を使った身体全体の移動と転身がなければ、それが叶いません。 一応の説明を受けて、実際にやろうやろうとしてもなかなか動かないのが脚なのですね。

それくらい動かない脚ですから、最初のうちは原則から外れてしまっても、間違いをしてしまってもいいくらいの気持ちで、 大きく運動するほうがよいと思います。 暑い夏では、汗を多量にかいて、体力を大きく消耗してしまいますが、涼しくなる秋から寒い冬の間は、身体を温めるためにも、 脚をしっかり動かして、動ける身体を作ることが大切です。 また、無駄に体重が重いことは、詠春拳において、武術において最も大切な機動力を失うことになります。 詠春拳の戦闘において機動力の重要性はいうまでもないことで、肥満体型の方は脚の稽古をしっかりして身軽な身体を手に入れましょう。