こがねい詠春拳術会

東京の中国武術『詠春拳』の教室です。

中国武術『詠春拳』の練習が主な内容です。『黐手(チーサウ)』という詠春拳独特の組手稽古が面白いと思います。

はじめに

ご来訪ありがとうございます。当会は、中国武術『詠春拳』の散打稽古(自由組手や約束組手)を中心に武術を学ぶ会です。 東京都の小金井市を拠点に稽古会を開いております。武術や武道にご興味があり、通えそうな距離であれば、ぜひ体験にいらしてください。 価値を共有でき、いっしょに学べる仲間が増えたらいいなと願っております。

日本にも伝統的な素晴らしい武道(空手や柔道・柔術、合気道、少林寺拳法、日本拳法など)がありますが、 これから武術・武道を学んでみようかと思ったときに、中国武術『詠春拳』も選択肢のひとつに入れてもらえると嬉しいです。

東洋の武術全般における、非力な人でも技術により身を護ることができるその合理的な理論は大変面白いものです。 生涯かけて探求できるやりがいのある分野のひとつだと思います。

武術概要

当会で稽古する中国武術『詠春拳』のカテゴリーとしては、立ち技打撃系の武術に入ります。 言葉で形容するのは難しいですが、日本のフルコンタクト空手よりかは間合いが近いです。 柔道くらいの間合いで相手の腕に柔らかく粘りひっつき、相手を崩しにいきます。 相手が崩れた状態を作り、打撃を放り込むという戦法をとります。

とはいえ、相手も意思を持ち、崩されまい、打たれまいとしてきます。 自由に動く相手に対し、柔軟に変化・対応することは大変難しいものです。 そのため、実際に自由に反撃・変化する相手と組手稽古をし、攻防の技術を養っていきます。

護身術

最近は「護身術」を学びたいという方の声も増えてきています。 もともと「武」という漢字が「戈」(中国の昔の武器)を「止める」と書きますので、 争いごとを収め、身を護るという意味があり、武の技術そのものが護身術といえるわけですが、 その技術も時代の状況や環境に応じて変化していくものと考えられます。 (※ 武の漢字の成り立ちについては諸説あるようです。)

当会は徒手空拳による武術の稽古を基本として行いますが、昨今の防犯事情に合わせ、 武器に対する技術の稽古も行っていきたいと考えております。

安全第一!ケガに注意して練習

護身のための武術の稽古でケガをしていては本末転倒です。 組手稽古が中心となりますが、常に冷静さを持ち、あわてず慎重な稽古ができるよう、 みなで声を掛け合い、意思疎通をしっかり行いながら稽古を進めていきます。

攻防の技術が熟練し、心の制御ができる段階までは、ケガの原因となる強打を伴う稽古は行いません。 (慣れていない初心者の方はご安心ください。) 打撃力の養成には、豆袋を叩いたり、ミット稽古などを行います。 大きな打撃力を有すること以上に、自分が安定した状態を保ち、相手のバランスを崩し、攻撃不能な状態を作る技術を重視します。

会費や参加条件

会費

会費のページをご覧ください。 公共の施設などを利用する場合は、その利用料は各自ご負担願います。

服装や持ち物

スポーツをするような動きやすい服装と運動靴でご参加ください。 汗をかきますので、スポーツドリンクなどをご持参くださったほうがいいかもしれません。 練習途中の水分補給などは自由です。汗拭き用のタオルもあったほうがいいです。

すでに他の武道団体・教室などに所属されている方の参加について

現時点で、他の武道団体や教室にすでに通われている方の体験・参加はお断りする方針でおります。 併修・併用が難しいと考えることと、他の団体といらぬトラブルになってはいけませんので、 他の武道団体や教室に所属されている方はご遠慮いただきます。

ただし、小学生~大学生の方に限り、学校の部活やサークルとの「かけもち」での参加は許可いたします。

年齢・健康など

  • 65歳程度を上限とさせていただきます。(開始年齢の制限です。)
  • 下限は10歳(小学4年生くらい)からです。子供の習い事としての個性的なひとつの選択肢としていかがでしょうか。
  • 普通にスポーツができる程度の健康であること。

65歳を超えるご年配の方からのご希望は相談させてください。 体力と健康と意欲次第かなと思います。 個人での差が大きいことから、ご相談とさせていただきます。

健康目的の武術の会ではありません

ごくたまにでありますが、ご高齢の方などから健康のための武術をイメージされて体験を希望されることがありますが、 当会の目的は武術・格闘技の技術習得であります。 あらかじめ健康・健身の会ではないことをご理解ください。 総合格闘技や空手のイメージを持っていただいたほうが近いかと思います。

その他、お断りする場合

以下に該当する場合も、体験・入会ともにお断りいたします。

  • 無職(リタイア世代は除く)
  • 常識的なマナーや礼節を欠く方
  • 爪が長い方
  • スピリチュアルやオカルト、非科学的なもの、神秘的なものに傾倒される方

爪の長さに関しては、対人での組手稽古がほとんどですので、相手にひっかき傷を負わせないよう、爪は短くしていただきます。 爪は短くの程度を定義するのは難しいですが、例えばピアノなどの鍵盤楽器の鍵盤を打鍵するとき、爪の音が鳴らないことや、 ギターの弦をしっかりと押さえられる爪の長さといえます。または、医療関係者などにおいて、患者さんの処置に当たり、 怪我をさせない長さです。

小金井市

「こがねい詠春拳術会」という会の名前の通り小金井市(こがねい)で開催しております。 東京多摩地区では数少ない詠春拳の教室といえるでしょう。

練習場所は、JR中央線沿線の武蔵小金井駅、東小金井駅周辺の施設や公園などを使います。 最近(2024年)の主な練習場所は、「小金井公園」です。

小金井市近隣の武蔵野市、三鷹市、府中市、国分寺市、小平市、国立市、立川市、八王子市などはJR中央線が使えますし、 さらには練馬区、杉並区、世田谷区のような中央線にアクセスしやすい都心の方々のご参加も心よりお待ち申し上げます。

小金井公園は、小平市と小金井市の間にあります。 小金井公園は最寄り駅から遠いのがやや難点ですが、東小金井駅、武蔵小金井駅から小金井公園までのバスが出ております。

八王子市や台東区などの遠方からも

嬉しいことに八王子市の高尾や台東区の浅草寺よりも北にお住いの方、さらには埼玉県の和光市などの遠方から通ってくる練習生もおります。 詠春拳の熱心な練習生を増やしたいところです。

代表

詠春拳の武術修行を開始したのは1997年です。 武術歴としては今年で27年になります。 年齢は40代の日本人です。 フルコンタクト空手を学んでいるときに、ご縁があり、詠春拳の稽古を始めました。 黐手などの詠春拳独特の組手稽古の面白さに魅了され、今まで探求してきました。 武術の世界においてはまだまだ未熟者ですが、稽古を重ね、技術を高めていきたいと思っております。

愛するべき小金井の地に根差した会としていきたいと思います。 どうぞよろしくお願い申し上げます。